メロンソーダ町 バニラアイスひだり サクランボ番地から

そこの角を今日はみぎに。より道、わき道、まわり道。そこが私のあるく道。

皐月の芽吹きとともに


26歳、社会人4年目。




リモートワークはマイペースな私にとっては天国のようだ。
好きな時に働いて、気が乗らない時はダラダラと贅沢に時間を食いつぶしている。
大人としてまともかはさておき、それで業務が回るなら越したことないよなぁと思う。
基本残業なんてしないに限るし、定時内で問題なく終わるような業務量が人間的に暮らせる限界点だとも思う。
ミヒャエル・エンデの「モモ」のように、自分の生きている時間ぎりぎりめいいっぱいを働き続けると人は死へ向かっていくのだ。
働くために生きるのではない、生きるために仕方なく働くのだ。
そんな言い訳をしながら今日もやる気を探しにネットの海を旅していた。







すごいツイートを見た。





教えの内容といい、娘さんの日記といい、なんとも魅力的な内容で思わずアカウントを覗いてしまった。
するとツイ主さんのブログがインターネット上に公開されているという。






私はもともと本が大好きで。
小さい頃は昼休みに借りた本を放課後までに読み切り、放課後に夜読む分の本を読ん借りていくようなそんな小学生だった。
読書家な母の影響を受けたのだと思う。



高校生になり、少ないお小遣いからやりくりして本を買うよりも、ネット上で物語を読むことが増えていった。
今や本を読む機会はめっきり減り、Twitterを徘徊するばかりなのだから我ながら物悲しい。
私自身は読書家ではなく、ただの活字中毒であったらしい。




活字中毒とはいえ、文字ならばなんでもいい訳では無い。
文字でさえあればチラシだろうがキチンとした本であろうがある物は読むが、できれば好みな文章がいい。
古賀さんの日記は、そんな私にとってはご馳走の山だった。



エッセイは良い。
なんてことの無い日常がつらつらと書かれていくエッセイ。
私とは違う、でも親しみのある日常。
小さい頃ひとりでお昼のリビングにいた時のような、薄暗さと温かさを思い起こすエッセイ。
読めば読むほど私も書きたい、そう思った。



飽き性で三日坊主でこの記事も書き始めて日を跨いでしまったが、日記というかっちりしたものではなく、その時その時の私の気持ちを残す場として。
緩く始められたら、と思う。









.2021年5月12日